2014年2月2日日曜日

2014.2.1(土) 二上山(689.1m) 1等三角点

2014.2.1(土) 二上山(689.1m) 1等三角点 

晴れ  津山1010⇒大垪和(おおはが)大西1137→両山寺1213→二上山12451250お昼1300→東峰1314→天邪鬼の重ね石1346→二上山荘下1422→駐車位置14:50 ⇒津山1600
  3h:13m 2人 ↑373m ↓361 13,438歩 約8.1km


今日も朝から日差しがあり予報では16℃まで気温が上がる。こんな日に出かけないのは悔いが残る。二人で先日神楽尾から見た二上山へ出かけた。

行きは旧中央町のスポーツ公園から打穴(うたの)の二上温泉へ抜けて、境神社の下を大垪和(おおはが)へ向けて登っていく。 地図では稲荷乢を超えた所に旧大垪和支所が有りその近辺に駐車する予定だが、乢を越えずに両山寺のほうへだいぶ登った大西集落入口の路肩に駐車した。
大西地区への分岐手前に駐車

ゴー様の説明

中国自然歩道の指導票もある

ここからは車道を歩いて中国自然歩道の指導票に従って両山寺へ向かう。車道を歩くので、舗装道路の反発が強い。何度かカーブを過ぎると立派な公衆便所が有る二上山荘下に着く。


道は二手に分かれ、指導票に従って両山寺へ向かう。両山寺は本堂が改修中で、社は解体中だが樹齢千年の二上杉は一見の価値がある大杉だ。


両山寺縁起


二上杉

遊歩道を東に歩き庫裏の前で連れはぼけ封じのお地蔵様にお参りをしていた。舗装されている遊歩道を北側に回りこんで、東峰をぐるりと回ると西峰との鞍部に出て五叉路になっている。目の前に二上山頂上への指導票があるので舗装路をそのまま登ってゆく。
遊歩道から津山方向




二上山頂は1等三角点がある、標高689mだが県の中央部で県南と県北の結節点なのでいろんな電波鉄塔が建っている。今日は防災無線の工事がされていて、10人くらいの作業の方が昼休憩を取っておられた。舗装もこの鉄塔管理のためのもののようだ。
1等三角点 二上山

景色は見えないので、電波塔に囲まれてしまっている三角点だけ撮影して来た道を先ほどの指導票まで下って、ちょっと先のトイレとベンチのある広場で、お昼にする。



昼から東峰にある開祖の墓が気になりだして、まだ1時前なので東峰に帰り開祖の墓を訪ねることにする。

少し手前の五叉路に引き返して今度は砕石の敷いてある道に入り二上神社を目指す。10分ほど歩いた所で二上神社の大杉が迎えてくれる。この杉も数百年の樹齢だろう立派なたたずまいだ。

開山和銅7年


神社を横切り奥の小社の間を砕石を頼りに登っていくと休憩舎が現れる二上神社から56分で開祖泰澄の石碑が有る東峰の頂上に着く。石碑には和銅7年の刻印が見られる。美作の国が置かれたのが和銅6年(713年)だから、泰澄さんが開基したのが翌年の714年ということになるのかな? 面白い因縁ですね、

両山寺(りょうざんじ)は岡山県久米郡美咲町に所在する寺院である。山号は二上山。詳しくは、二上山 蓮華院 両山寺と号する。宗派は高野山真言宗。本尊は聖観音。高野山真言宗美作八十八ヶ所第二十四番札所である。
御詠歌:見渡せば 只白妙の 玉くしげ 二上山の 雪の曙 

ゴー様が水垢離をする池
池の中に石柱を祭ってある
再び休憩舎の横を下り今度は神社へ下らず直接五叉路へ下る。五叉路から目の前にある7つの小さな泉「塩場の池」へ下る。塩場の池は鬱蒼とした林の中に開けた泉で、それぞれの泉の中に石の柱が立っていて、護法実(ごほうざね)が水垢離をして身を清めるところだそうだ。

泉から砕石を敷いた遊歩道が西峰を回りこむように伸びているのでそちらに進むことにした。目的の天邪鬼の重ね岩も西峰の下に伸びているから、遊歩道が重ね岩の下に出ると当りをつけて山を回りこんでいく。砕石を敷いてあるので、遊歩道に間違いはないはず。
重ね岩と勘違いした岩

しばらく進むとそれらしい石のガレバがあった。ここが天邪鬼の重ね岩と勘違いしてしまう。想像で、右側に下るイメージで進んでいくと、それらしき三叉路に出る。下りに向かって少し歩いてみるが、砕石も敷いていないし、休憩舎らしきものも見えないので、引き換えして元の三叉路を山を回り込むように伸びている遊歩道を進む。

天邪鬼の重ね岩

砕石の遊歩道をしばらく進むと、砕石が無くなり、大きなガレバの下に出る。上のほうに看板が見える。看板を目指してゴロタ石を登っていくと、天邪鬼の重ね石と表示が有る。

ここがそうかと納得する。さっき見たのは違ったのだ。上に先ほど登った二上山の鉄塔群がすぐそこにある。説明書ではこのガレバを下れば休憩舎と夫婦石に出られると書いてあるが、下の木製の階段までがどのくらいあるか解らないし、先ほど登ってきたときにそれらしき下り道も見られなかったので、ここは三度二上山の下り道を下ることにする。
本日の歩行コース

遊歩道からの下り口

夫婦岩休憩舎

下って昼食を取った広場からさらに奥に伸びる林道を進んで行く。突き当りが下に下る道だと想像し、5分ほど歩くと下に伸びる階段があり、すぐ下に休憩舎もある。

木製の階段で中央分離の手すりも有る立派なものだが、殆ど使われていないように見える。それでも薮を駆り払ってあるので有りがたい。
階段を下りきった所に夫婦岩への指導票が立っていて、ここから道はなだらかな道になる。少し下には舗装道路も見え隠れしているので殆ど下りきっているようだ。
枯れ松の倒木 山側を何とか潜り抜けました。

コンクリートの階段 両側はすロープ

舗装道路に帰ってきました。

最近倒れた枯れ松が道を完全に遮断している。山側を何とかすり抜けて、下っていくと今度は。コンクリートで固めた階段が現れる。両側をスロープにして車が通れるように配慮してあるが、落ち葉が積もってとても車が通れる状態でない。
登りで用足ししたトイレに帰ってきました

駐車地まで帰りました


舗装路に出ると目の前に、昼前に通った二上山荘と公衆便所に帰りついた。舗装路を順調に下って1440分過ぎに車に到着した。
鳥が乢のヒイラギ 推定樹齢260年 岡山県銘木100選

帰りに稲荷乢を超えて、大垪和西棚田(日本棚田100選)を見学し、鳥が乢まで行き、県の銘木100選に指定されているヒイラギの古木も見て帰津した。

大垪和西の棚田 右端の奥に頭を覗けているのが今日登った二上山です
正面の山は王山562mです

今日のお山は古い歴史が残っていて、中々訪ね概の有るお山でした。護法際の奇祭や文化財の残る地域で、中国自然歩道を歩きながら歴史を尋ねる方にはとても興味深い地域だろうと思われる。

春も浅いお山で遊んできました。赤い実が目立っていた寒さに負けない、けなげな木たちです。
アオキ

ツルシキミ

0 件のコメント: