2015年6月28日日曜日

2015.6.22~24(月~水) 甲斐駒ケ岳(2,967m)・仙丈ヶ岳登山 6000m登山2人 VolⅠ

2015.6.2224(月~水甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳登山 6000m登山 2

甲斐駒ケ岳
仙丈ヶ岳
1日目 曇り時々晴 津山5:30中央道経由長野へ移動⇒500km 6時間⇒伊那市仙流荘13:10⇒南アルプスバス⇒14:10北沢峠→テント場設営15:00

2日目 晴後夕立 甲斐駒ヶ岳(2,967m 10.9km 10:2614,908歩? ↑1,357m
    ↓1,262m
テン場4:50→仙水小屋5:346:19仙水峠6:308:19駒津峰8:30→六方岩9:0610:15甲斐駒山頂昼食10:50→摩利支天分岐11:08→駒津峰12:09→双児山13:0314:49北沢峠15:00→テン泊

3日目 曇 仙丈ヶ岳(3,033m) 10.8km 1020分 23,693歩 ↑1,244m ↓1,233m
テン場撤収4:304:50北沢峠5:10→2合5:30→3合6:337:14 5合大滝頭7:25→6合森林限界7:528:50小仙丈ヶ岳9:00→仙丈小屋分岐9:4610:39仙丈ヶ岳10:4511:10仙丈小屋昼食12:0013:38 6合13:45→5合14:04→2合16:5615:30北沢峠16:00⇒林道バス⇒仙流荘入浴⇒501km 7時間⇒251:30津山


§1, アルプスデビュー」 時が来た

4年前は腰が痛く、たった数百メートルを顔をしかめて歩いていたことを思い出して、ジワーと感動に浸っています。
アルプス第1歩

クリンソウの歓迎 
第二の人生、歩み始めた当初、地元の神楽尾城址320mへ杖を突き、休み々登っていた。
やがて杖を突かなくても登れるようになり、4年が経過した今回。
110時間の歩行時間に耐えられるようになったのです。

取り立てて努力をしたということでは無く、最初は野鳥写真が撮りたくて機材を背負って近場のお山に出かけたり、スキーがしたくて、夏場の体力づくりの為にトボトボと山を歩いていたのです。

そのうち、花や自然にも興味が湧いて、行動範囲が少しづつ拡がり、春はスプリングエフェメラル・夏は高山植物・秋は紅葉を愛でに山に通い。そして、冬はもちろんスキー場通い。
結果、杖は卒業、ガシガシと歩けるようになったのです。

お山を訪ねる様になってから、「いつかアルプスを」と秘かに思っていましたが。
山の師匠、大山の風」さんに、雪山や山スキーに連れて行ってもらい、110km標高差1,000mくらいは歩ける自信が持てたのでした。

今回も、師匠の山行記録を参考に、助言と伴に背中を押してもらい、事前の入門百名山でトレーニングし、自信を持って南アルプスデビュー出来たのです。

§2甲斐駒山行記録
甲斐駒ヶ岳 駒津峰 双児山
2日目甲斐駒ケ岳登山グラフ
さて、今回挑戦したアルプス2座は、5月に標高差1,000m連続2座(荒島岳・伊吹山)のトレーニングをして望んだ、南アルプスの女王仙丈ヶ岳、と貴公子甲斐駒ケ岳。
2座合わせるとちょうど6,000mのお山でした。
南アルプス林道バス

戸台大橋で南アルプス林道ゲートを潜る
白樺の森

梅雨の合間、晴れ間を狙って出発。中央高速道伊那ICを目指します。
伊那市内で買出しを済ませお昼も戴きます。高遠城下を通過し、長谷村の南アルプス村道の駅をチェック、仙流荘で南アルプス林道バスに乗り換えです。

14:20発の予定が、駐車すると早速13:10に臨時バスが出、乗せていただくことにする。2人だけの貸し切りバスに・・・、これで往復2600円はお得です。

しばらく走って南アルプス林道ゲートを潜る。
戸台大橋を渡り山の斜面をジグを切って登りはじめると、運転手さんのガイドが始まる。
白樺の森を抜けるとフジアザミ・ヤグルマソウ・ダケカンバの森、カツラの森などの案内が次々と繰り広げられ、やがて鋸岳の鹿窓の案内がある。
幕岩

鋸岳


鹿窓確認できず

仙丈ヶ岳藪沢道の大滝

クリンソウの歓迎

614日までは終点、歌宿のバス停を過ぎ洞門を2つ抜け大平山荘の前を通って北沢峠到着です。50分の林道バスは、運転手さんのガイドで、あっという間でした。

北沢峠でバスを降りると、目の前にクリンソウの群落が広がり今がちょうど花の盛り。赤・ピンク・白の3種の花が並んで歓迎してくれている。しばらく撮影に没頭。
お世話になったバス


アルプス第1ッ歩

こもれび山荘

そのまま南アルプス林道を4・5百メートル山梨県の広河原側へ下っていき、北沢長衛小屋で、テントサイトの申し込みをする。ここをベースに、2日目に駒ケ岳、3日目に仙丈ヶ岳へ登る予定。

テン泊登山2度目の設営に取り掛かる。テント場は我々のみの貸切状態、水場とトイレの位置関係をはかり、一番よさそうな場所をチョイス。しばらくすると単独男性が降りてこられて、テント場は2張りのテントが立っただけ。
テント場


仙丈ヶ岳残雪ともう1張りのテント
テント場から見える摩利支天
奥に、明日登る甲斐駒が白い岩峰をのぞかせている。反対側は仙丈ヶ岳に続く山肌に残雪が見える。明日は早出、日暮れと伴にシュラフへもぐりこむ。
巨大なフキ




長衛翁
夕立が心配だったが、ポツポツですんだ。実は、昨日の日曜日に出発し今日から登山を予定したが、雨マークが出たので、1日日延べをしたのです。この時点ではこの選択は正解でした。ZZZZZ・・・

翌日は3時半に小鳥のさえずりで目覚めた。
素早くサンドイッチで朝食をとり、カフェとフルーツも戴いて4時50分、いざ出発。

明け方の薄明かりの中、谷川を左岸に渡り、流れに沿って遡行して行く。日陰には残雪もある。鋼鉄を組み上げた砂防堰堤を数回越えて行くと、明けきらない朝の光の中に佇む樹林がとても清々しい。
寝ぼけている1枚

堰堤に出来た新しい林

丸木橋を右岸に渡渉

しばらく進み丸木橋を右岸へ渡渉し今度は右岸を遡行する。少し急になった沢を登ってゆくと再び丸木橋が現れさらに傾斜が増すと、仙水小屋に到着する。ここにはテント場も併設されているが、誰もいない。
仙水小屋下

ツバメオモト

ナナカマドの森
仙水小屋通過


仙水小屋テント場

小屋を通過し、しばらく行くとシラビソとコメツガの森が広がり、遊歩道のような快適な登山道を歩ける。南アルプス特有の雨の多い気候に因るコケの林床が美しい森だ。

森を抜けるとそこはゴーロ岩が押し寄せて出来た不思議な谷筋に出る。樹林とゴーロの境界を登ってゆくが、ここはシャクナゲの林が続いて、7月にはシャクナゲの道に変身するだろう。
シラビソとツガの森

ゴーロが押し寄せている

ゴーロとシャクナゲの道

林床のコケ

仙水池

仙水峠が見えた

不思議な地形

右下に小さな水溜りが見え、ルート図で確認すると仙水池のようだ。
2,264mの仙水峠はもうすぐ、目の前に巨大岩峰、摩利支天が雲を纏って聳えている。
巨大な摩利支天

620分、仙水峠に着き荷を解いて大休止。90分の経過時間は小休止を考慮すればほぼ標準タイム。まずまずの出だしだ。
仙水峠

峠から小仙丈ヶ岳

大きなケルンが積まれている栗沢山へのルート

登っていく急登を前にファイト

ここから方向を北に変え、駒津峰まで標高差500mの急登が続く。荷を担いでさあ頑張ろう・・・・、足元でゴゼンタチバナとツマトリソウが激励してくれている。
ツマトリソウ

ゴゼンタチバナ
旧登の途中から栗沢山



仙丈ヶ岳

タカネナナカマド

テント場俯瞰
右手に摩利支天、後に栗沢山・アサヨ峰へ続く早川尾根、左手に仙丈ヶ岳へ続く尾根を見ながら苦しさを紛らわせる。ヘリが飛んで来た、はるか下を飛んでいる大分登ってきたのだ。
ヘリが下を行く

仙丈ヶ岳

ルリビタキ

ルリ色の小鳥が留ったシャターチャンス、針葉樹林の森、暗くてシャッタースピードが上がらない。撮れたかなー・・・
森林限界付近から仙丈ヶ岳

北岳 手前は栗沢山

駒ケ岳だ~
樹林が低くなって、眺望が広がりハイマツが現われてくると駒津峰は近い。
819分到着、駒津峰2,750mだ。1時間50分の急登でした・・・しんどかったー
手前は双児山 仙丈ヶ岳馬の背から丹渓新道の尾根 雪が続く藪沢道はまだ閉鎖中

山腹を登ってくる南アルプス林道

去年のヤハズヒゴダイ?

駒津峰到着双子山からの道分岐

駒津峰 6合目

貴公子駒ケ岳

6方石へ向かう登山者

高度感あるな~
ここから六方石までがまた々々厳しい、細尾根の上を下って登るのだ。途中2箇所クライムダウンする岩場があった。巨大な岩の駒ケ岳を目の前に少しビビッている管理人です。
ミヤマトウキ セリ科

ツガザクラ
6方石をトラバース






6方石 8合目 奥に鋸岳

挑戦する直登ルート

直登ルートと巻き道分岐

六方石を回り込むとちょっとした広場があり休憩が出来る。鋸岳の尖峰が目の前だ。
現在時刻は97分、出発から4時間20分で8合目の六方石。ここで道は直登コースと巻き道コースへ分岐する。我々は直登コースを進み、巻き道を下ってここに帰って来る予定。
駒津峰から六方石の細尾根を振り返る
カメラが岩にぶつかる
大きな岩の上を3点支持で慎重に昇っていかねばならない。しばらく前までは、連れをこんな所へ同行は難しいと思っていたが、登山回数を重ね、岩の上も大分経験し充分ついて来れる。カメラは岩にぶつけるので仕舞って岩登りに集中する。
稜線へ乗った 摩利支天が目の下に

巻き道を下る登山者2人

着いたよ~
甲斐駒天辺ログ

管理人登頂記念

頂上直下に出ると、花崗岩とその風化した砂の道の登りとなり、稜線に立つと頂上のお社が見えた。連れが頂上標示へ到着し万歳している。管理人は標高と緊張からか?息があがって、シャターを押すたびに大息を繰り返さなければならない。

1010分頂上へ到着。バンザーイ々々・・・・
360度の眺望、高度感もすごい。鳳凰3山、八ヶ岳、北岳、間ノ岳、栗沢山、そして仙丈ヶ岳等。下に摩利支天・双児山、気付くと2人の登山者が休憩中だった。(帰ってみると肝心の写真が無い酸欠の性だったのでしょうかボケたせいだったのでしょうか)


1人は同じテン場の単独男性の方、お一人は鋸岳or黒戸尾根のほうから来られたのか?ヘルメットを被らている。後から若い2人組みのパーティーも到着された。我々を含め4パーティーが頂上出会いした。

少し早いが頂上でお昼ご飯にする。今日のお昼は、昨日仕入れたお握り2個とサーモスのお湯で入れたフリーズドライのお味噌汁&カフェ。眺望と天気がいいので、とても美味しくいただけた。味噌汁はしょっぱくてお山の食事にうってつけ、水分と塩分が摂取でき、体がうまいといってくれる。

摩利支天
鋸岳が微かに

お参り

砂の道を慎重に

巻き道を下る

黒戸尾根分岐から頂上社


山頂神社にお参りして下山にかかります。下りは予定通り巻き道コースを下り六方石で登ってきた道へ合流します。花崗岩の砂が積もった下山道を注意深く小幅に下って行く。
トラバースする巻き道

下から見る頂上

6方石が見えている
山頂下をトラバースして尾根の下に出ると、ちょっとしたロッククライムが有る。登りでトレーニング済み、難なくクリアー、六方石へ到着する。駒津峰へ再び下って登るが、一度通過しているので、登りほどの緊張感は無い。
8合の6方石へ帰った

駒津峰から栗沢山 北岳 間ノ岳

雲が広がった仙丈ヶ岳


下っていく双児山
ミネザクラ
キバナシャクナゲ

樹林帯に入った

双児山手前から駒ケ岳を振り返る

駒津峰1210分帰着頂上でお会いした2人と出会い、一緒に休憩する。我々はここから双児山2,649mへ下る。ハイマツの中のガレた道をリズムよく下り、キバナシャクナゲ・ミネザクラ等を確認し50分ほどで到着する。さらに不動岩・2502mピークと尾根を下り、最後にシラビソ。コメツガの森を飽きるほど九十九を折りやっと北沢こもれび山荘横へ1450分、下山した。
双児山から駒ケ岳

北沢峠へ帰着

テント場へ下る

山荘で、明日早朝の荷物預けを予約して、テン場へ下る。途中で元気のいい数人のパーティーと挨拶するが、皆さんバックパックにレインシートを掛けておられる。

この後テント場で夕立に遭い、山食定番のカレーライスの夕食をテントの中で摂ることになる。雷名で乾杯、谷川で冷やした恵比寿ビヤーで今日の成果をお祝いする。

日没と伴に、今日もシュラフに包まれて快適、ZZZZZ・・・

続きはVOLⅡでどうぞ
投稿94枚ご覧戴きありがとう山でした

4 件のコメント:

koma さんのコメント...

いずみやまさん、こんにちは。
アルプスデビュー、おめでとうございます。
すいごいですね~!!
私には、夢の夢です。
行けない分、じっくりと記事と写真を楽しませてもらいました。
梅雨のシーズンなのに、青空が見えてますね。
晴れて良かったですね。
テント泊、寒くなかったですか?
テントの中で聞く雷鳴・・・雷がすっごく怖い私としては、
どうなんだろう・・・って、思うけど、意外と大丈夫なんですね。

たくや さんのコメント...

祝 アルプスデビュー!

いずみやまさん ついにアルプスデビューされたんですね。
しかも、私と同じ日に南アルプスとは、何かのご縁でしょうか(笑)

仙丈ヶ岳の登山報告も楽しみにしています。

これから日本アルプスの登山シーズンになりますので、お互いのペースで安全登山を頑張りましょう。

S_Ogawa さんのコメント...

Komaさんこんにちは、
いつもご覧戴きありがとうございます。

6月にはこの山行する、と決めていて梅雨の晴れ間を狙ってました。
三日続きの晴れマークは中々無く、1日は降られても致し方ないと出かけました。
案の定2日目の夕方に夕立に遭いました。
1時間半ほど降られましたが、テントに入ると比較的快適で、夕食も美味しくいただけました。
昔のテントは重くて雨は滲みて来るしで、今回のような夕立に遭うと、
濡れ鼠を覚悟しなくてはいけませんでした。装備の進化はすばらしいですね。

防寒対策もとても進化しています。敷きマットは軽く断熱に優れ、シュラフも軽くて温かいです。
私はサーマレストのマットとナンガのオーロラ600シュラフを持っていきましたが、寒さは感じませんでした。
因みにテントはマジックマウンテン レラ2p いずれも山渓オンラインの特価品です。

連れは雷を怖がっていましたが、落ちれば一瞬で天国or地獄です。
心配してもしようがありません、と覚悟していました。内心は怖いですが・・・

これから大山もお花の時期ですね、7月にはユートピアに出かけたいと思っています。
どこかでお会い出来ること、期待しています。

S_Ogawa さんのコメント...

師匠お祝コメントありがとうございます。

冬にお話を聞いていて我々も登れるかな?と思いました。
5月、トレーニングに1,000m標高差 2座を登ってみて、いけるだろうと踏んだのです。

アルプスでは比較的簡単なルートだと思うのですが、登ってみると我々には随分厳しい感じでした。
特に駒ケ岳の頂上部分は緊張していました。
3000m級のお山はやはり厳しいです。酸素は薄いし、岩場の登行は気を使います。
いい経験が出来たと思います。

師匠も光岳・聖岳の計画されているようだったので、たぶん24日はアルプスだろうと思ってました。

それにしてもすごいです。我々の2日分以上を1日で踏破ですから。
我々もそれなりに「もっと経験を積まないと」と思ってます。

「大山の風」参考にさせてもらって、次の遠征物色中です。
今後ともよろしくお願いします。