2015年11月21日土曜日

2015.11.19(木)  (第18回)美作の史跡を歩く会

2015.11.19()  (第18回)美作の史跡を歩く会 奈義町の文化財を訪ねる 
奈義町役場⇒松神神社歌舞伎舞台→野田遺跡→有元城跡→柿 元禄道標→ビカリヤミュージアム→諾神社→三穂神社→高円 元禄道標→菩提寺

曇り 1/13人 11,839歩 約6km 4:55  




 ちょうど1年ぶり、美作の史跡を歩く会へ参加してきました。今回は奈義町にある文化財を訪ねる会です。 奈義町役場に集合し車に分乗、最初の目的地松神神社へ移動します。

此処には、県指定の文化財「松神神社歌舞伎舞台」があります。
明治5年に立てられ、大正10年に現在地に移転されたようで、立派な梁や回り舞台を見ることが出来る。上演される地下芝居「横仙歌舞伎」は重要無形文化財だそうです。
松神神社鳥居

松神神社と歌舞伎舞台

文化財由来

続いて、野田遺跡を目指し歩きますが、おおよその位置は解ったが、どうしても現地にたどり着けず、次の予定地有元城跡へ向かう。途中、資料に無い文化財、長願時宝篋印塔を見ることが出来た。
長願寺宝篋印塔


有元城跡由来

有元城跡縄張図

有元集落へ下り、美作有元姓の元である有元城跡へ向かう。M講師のお話では、今はお城の遺構はあるものの、藪山化しているとのことで説明板の前で往時の説明を聞く。
元禄道標 (西 是より右備前道)

S文化財委員の説明を聞く
 
道標のみちしるべ
次に向かったのは、柿集落の元禄道標。ぞろぞろ歩いていると近所の伯父さんが案内してくださり、態々説明していただけた。柿の地名は牡蠣から呼ばれるようになったとも。苦根からきたともいわれるが、今は牡蠣からと思われているとの事。説明してくださった方が、実は奈義町文化財委員S委員であったことが解り。会員の皆さんも、なるほどお詳しい筈と納得された様子。

お昼に着いた奈義ビカリアミュージアムは、ずっと時代を遡って人類発生以前のお話だ。
子だもたちの自然科学学習に人気が有り、今日もさっきまで学習会があったそうだ。

化石の話を聞き、ビデオ映像で理解を深めたつもりだったが、地球の歴史45億年をサッカーのハーフ時間45分に例えて、最後の、3秒くらいで、人類が発生したことになる以外、頭に残っていなかった。
諾神社

奈義神山歌碑 「並々に思うな子供 水尾の御書(みふみ)にのれる 神の御山ぞ」

ここでも牡蠣の化石が出土して、柿集落の由来だと説明された。役場に帰ってお昼。その後、役場から歩いて諾神社へ向かい、享保2年建立の本殿を拝観。幕末の歌人平賀元義の奈義神山碑を見る。同行したI女史が、すらすらと古文を読み解き感心した。歴女です・・・

みたび役場に帰り、車で国道53号を走り美穂神社を目指す。奈義トンネルの入口にあるこの神社は、三穂太郎伝説の神社。頭様と呼ばれ、学業成就の絵馬がたくさん奉納されている。いずみやま管理人も頭が冴えるようしっかりお参りしておく。 遊歩道も最近整備されたようで、手すり付遊歩道が裏山に伸びている。車道が通る前は菩提寺への登り口になっていたそうだ。
 
三穂神社

神社由来

私のような庶民には、こちらの方がが解りやすい

お参りをして次は高円集落の元禄道標へ向かう。下に合った柿集落の元禄道標と供に津山森藩が設置したもので、奈義町で2基ほか11基が残っているそうだ。全国的にも珍しい貴重な文化財だと教えていただく。
高円 元禄道標

この1基を除いて12基と読むそうです
 実は13基残っているようです
苔むす石塔

大銀杏 目通り11m 樹高42m 樹齢千年

巨大な乳柱



最後に菩提寺にお参りした。ちょうど新聞にイチョウの黄葉がライトアップされると報道され次々とお参りされる人が訪れている。前に訪れたときは随分寂れていたが、本堂が新築され、イチョウの周りに木道が敷設・鐘楼も新しく、見違えるように立派なお寺さんになっている。
菩提寺由来

過去のイメージをお持ちの方は、この機会に是非訪れてみてください。一見の価値ありです。

と言う事で、今回の史跡散歩は奈義の郷を歩いてきました。次回は佐良山だそうです、・・・・楽しみです。


今回は文化財を訪ねるレポでした
ご覧戴き有難うございました  

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