2013年7月20日土曜日

25.7.19(金)氷ノ山1,510m 氷ノ越→三の丸周回

氷ノ山1,510m 氷ノ越→三の丸周回
25.7.19(金) 氷ノ山(1,510) 氷ノ越→山頂→三の丸周回

津山4:307:00春米(つくよね)氷太くんⓟ7:20→キャンプ場上登山口7:48→氷ノ越8:54→仙谷コース合流9:4610:17山頂10:30→千年キャラボク10;43→三の丸展望台11:4411:50三の丸休憩舎昼食12:33→スキー場トップ13:19→自然探勝路分岐13:47→仙谷コース登山口14:5515:17氷太君ⓟ15:36⇒津山17:20
 2人 20,885歩 約12.8㎞ ↑952↓914m 807m
お忙しい方は、画像クリックしてスライドショーでご覧下さい

今日は耳の後ろ側が火照っている。氷ノ山の稜線を太陽に照らされながら三の丸まで縦走し、スキー場から自然探勝路を駐車場まで周回しました。

先日知り合いが、フェイスブックに氷ノ山を1時間で登ったと書いていたので、予てから登って見たかった、氷ノ山に出かけることにした。連れに言ったら、自分もトレーニングしたいというので、同行登山となった。今度計画している尾瀬は、下りが長いコース、そこで今日は登り氷ノ越コース、下り三の丸コースを回り、下りが長いコースにしてみた。




高原の宿氷太くんに駐車して出発

自然ふれあい館への階段
「高原の宿氷太くん」に駐車させていただき、出発だ。道路を跨ぐ立派な階段を登り「自然ふれあい館」の前でネジバナ発見、早速カメラの出番、近くの法面にはカキランも咲いている。ここからツルアジサイ、ノリウツギ、オオバギボウシ、タニウツギ、ウツギ、オニグルミなどを確認しながらキャンプ場の中を登っていく。
キャンプ場から登山道へ入る

鹿よけの電牧ゲート  ん・・・装備が
キャンプ場の手前で少しミスコースしたが、20分ほどでキャンプ場最上部の登山道入口に着き、いよいよ山登りが始まる。山道に入ってすぐ、鹿よけの電牧ゲートがあり、開け閉めして登山道をトレースする。植林の中を2百m登ると、春米から3㎞登ってきた登山道と合流し沢筋を登っていく。ウリノキ、アカショウマなど確認しながら登っていく。ミソサザイが綺麗に囀っている。
春米からの登山道と合流





最初の指導票

旧伊勢道

1000m地点の指導票

しばらく登ると「氷ノ越登山道(旧伊勢道)」と書かれた標柱が立っている。御伊勢参りにこの峠を越えて参っていたのだろうか、石畳も残っている。1km登って標高千㍍に達した。キャンプ場上部が910mだったので約百m登ってきたことになる。峠は1,200mだからあと0.8㎞で、2百mの登りだ。
稜線目指して沢を渡る




避難小屋の横を登ってゆく

突然現れた氷ノ越 地蔵と反対に避難小屋がある
奥に伸びる鉢伏方向への縦走路
避難小屋案内 (氷ノ越登山口0.9㎞は1・9㎞の間違い)
ヤエムグラに似た植物や、足元の階段に注意しながら、稜線に出ると氷ノ越到着だ。避難小屋と地蔵様が迎えてくれ、兵庫側の視界が一気に開ける。ここは鉢伏から氷ノ山への縦走路と伊勢道が交わる十字路になる。今日は晴れて、東側の鉢伏のスキー場がよく見渡せる。反対の西側は、こしき岩の向こうに山頂避難小屋が見えている。登り始めて1時間半
稜線のブナ林

振り返って鉢伏スキー場

こしき岩の上に頂上避難小屋が見えている

仙谷コースと合流
ここから稜線をアップダウンしながら、仙谷コース上部の合流部まで行く、こしき岩を回り込んで、頂上に着くはず。仙谷合流部で小休止していると人の声がしてくる。しばらくして単独男性が降りてこられた。先行者と話しておられたようだ。挨拶して我々もこしき岩に向かう。ここまではブナや潅木の稜線を進んできた。穂ツツジ、オトギリソウ、ニガナなどがあった。仙谷合流部(1340m)950分、登り始めて2時間40分、3㎞登ってきた。
こしき岩の下をトラバースして進む




中央に氷ノ越避難小屋が見える

頂上が目の前に・・ 足取り軽くルンルン気分?
こしき岩下部をトラバースし、整備された石畳の登山道になると、もうすぐ頂上のようだ。最後、丸太の階段がまっすぐ頂上に伸びる道を進み頂上へ到着する。1015分、氷ノ山山頂1,510mに到着。3.9㎞ 3時間の行程だった。立派な1等三角点と避難小屋が迎えてくれる初登頂の山。


東眺望

北眺望















南眺望

ブログいずみやま管理人です

太陽が降り注いで、撮影日和。風が吹き抜けとても気持ちよい。鳥取、兵庫の山並みを見渡し、360度の景色を撮り、自分も山ではじめて撮影してもらって気恥ずかしく感じていると、2人の女性パーティーが兵庫側から到着された。頂上を交代して、休憩舎の側に二の丸を目指し下ってゆく。ここから三の丸は、はるか向こうの方に見えている。
千年キャラボク
しばらく下ると何かの標識が朽ちかけている。しばらく考えて千年キャラボクの印とわかり、奥へ入ってみる。ササに取り囲まれているが、とても樹齢を感じさせる幹が、大蛇のようにうねっている。高山の厳しさに耐えて根を張っている立派なキャラボクだ。

しばらくすると、マウンテンバイクを担いだ男性が息を切らして登ってこられた。頂上はまだですかと問われて、あと百㍍くらいですと、励ました。こんな山道を自転車で登る人が居られることにびっくりした。

下るに連れてササの丈が高くなり、最後は太い根曲がり竹になる。背丈よりもずっと高くて視界は利かない。低いところは沼状の水溜りといった場所もある。沼地・笹原・潅木林と交代で現れて、沼地では倒木の上を、潅木林では頭を屈め、笹原では両側を竹に取り囲まれて、苦行のような縦走を続ける。
山神の遊び場入口

山神の足跡が・・・

森の精霊がのぞいている・・・
山神のベンチ・・・・
途中で森の精の遊び場のような大杉の茂った自然林を通過する。ここだけ別世界のように神秘的な一角になっている。
やっと三の丸の展望台が見え出した

カメラだとすぐ到着するのだが・・・・

再び竹垣と潅木林を行くと今度は、やっと三の丸の展望台が見えてくる。昼前でエネルギーも切れてしんどいが、お昼と、休憩を楽しみに踏ん張る。
歩いてきた縦走路 頂上に避難小屋と休憩舎が見える
三の丸避難小屋方向
もう一頑張りして向かう三の丸休憩舎方向
三の丸展望台に倒れこむように到着し休憩を取る。人心地ついて写真を撮り、周りを観察すると、回りは背の高い笹原で、展望台に登らないと展望は開けないピーク(1,464m)になっている。 因みに、二の丸は1,448mで、縦走路で歩いてきた筈だが気が付かなかった。

連れから、日陰で昼食にしようと提案があり、避難小屋を越えすぐ先に見えている休憩舎まで移動した。途中に兵庫側旧波賀町坂ノ谷に下る分岐がある。三の丸休憩舎は、トイレも有る2層構造の立派な休憩舎で、2階部分がテラス風の屋根付き休憩場所になっている。ゆっくり腰を伸ばして英気を養うことが出来た。頂上から1:20分、2.5km縦走して来た。
最後の兵庫側への分岐(坂ノ谷コース)



三の丸休憩舎



お昼を食べながら三の丸展望台と奥に氷ノ山
頂上ズーム
展望台と山頂チョイズーム 展望台に人
休憩の間にも2組、先ほどの展望台に上がられたが、休憩舎には誰も来られなかったので、兵庫側に下山されたか、頂上に向かわれたようだ。我々は、ここから1.3kmでスキー場の上部に出る。今度はササ道からブナ道そして下りが急になってくると、杉やヒノキが多くなってくる。階段が現れてさらに急になるとスキー場のリフト終点に飛び出す。
昼から頑張るぞー



しばらくササ道が続きます



やがてブナの道へ

急傾斜を下るとリフト終点へ出る

リフト沿いの急な階段を注意深く下る
スキー場上部は急斜面で、階段が設置されているが所々で崩壊している。注意深く下って、中間駅の横に森に通じる自然探勝路の入口を見つけ、そちらに向かう。この道はスキー場の上を仙谷コースへのトラバース道になっていて、深い森を巡っている。約2km先で、仙谷コースに合流し、駐車位置へ続いている。
自然探勝路入口

展望台は使用禁止

深山幽谷

苔むすせせらぎ

ワサビ田の痕跡
自然探勝路は、トチや、欅、ブナなどの大木が茂っている、その下の山腹を横切っていく。途中の展望台は、落石により使用禁止のトラロープが張ってある。ワサビ谷には、ワサビ田の跡が残っていてそれと知れる。とても森が深く神秘的な谷が伸びているところだ。最後にスキー場の草原にたどり着くと、昔泊まった事があるアルパインヒュッテの上に出た。もちろん立て替えられていて、当時の屋根に石を載せた小屋の面影は無い。仙谷コースに合流し、再び杉林に入って谷を下ると仙谷コース入口だった。14:55分到着
アルパインヒュッテと氷太君が見えてきた

右上の急なゲレンデから山肌をトラバースし 左端のゲレンデに下りてきた
ここからは、舗装路を氷太くんまで歩いて駐車場に帰ってきた。3時過ぎに駐車場に着き、やれやれだ。暑い時期の山歩きはペースが取り難い。今日もヨレヨレでの帰着になってしまったが、天気も山もとても良い、感謝の1日でした。
駐車場ではお涼みの準備が始まっている
先週登った大山は、その後の豪雨で、砂すべりも下山できなくなったようだ。氷ノ山は、雨は降っているようだが、ワサビ谷の様子や、登ってきた谷川などを見てもあまり水量が変化した様子はなく、山自体が古く安定しており、植生なども雨を取り込む量が多いのかもしれない。

本日の草花
ネジバナ




カキラン

ノリウツギ

イワガラミ

マタタビ

オニグルミ

オオバギボウシ

オカトラノオ

クサアジサイ

イラクサ

アカショウマ

ウリノキ

オトギリソウ

ニガナ

リョウブ

ナナカマド

セミの抜け殻

ヨツバヒヨドリ


タケニグサ(チャンパギク) ケシ科

サワギク
投稿76枚 最後までご覧戴き有難うさんでした。