2014年11月10日月曜日

2014.11.9(日) 江府町御机の大山みちウォーク

2014.1.9(日) 江府町御机の大山みちウォーク

天候小雨  約7.5km 14,035歩 4時間30分  参加2/80

津山73077.2km蒜山IC経由 1時間23分⇒856駐車開会式9:25⇒バス 9:41鍵掛峠→11:30御机分校跡昼食12:0013:55笠良原⇒14:10バス下蚊屋 荒神神楽観賞15:11⇒バスエバーランド奥大山15:39⇒82.2km 蒜山別所・津黒・富経由 1時間54分⇒17:33津山着

大山道シリーズ3回目となる今日は、先日歩いた蒜山の大山道の続き、内海乢の下にある下蚊屋集落から鍵掛峠までの大山道を、反対に峠から集落へと下ってくるイベントに参加した。




朝から雨、アメダスでは昼に雲が切れる予報。少しでも早く雨が上がることを期待して出かける。7時半出発、久世から米子道で蒜山へ、休日割引で660円、インターを出てよく利用するツルヤでお昼をゲットし県境を越えた。

エバーランド奥大山(奥大山スキー場)に集合し、まずは、お堅く開会式。行政が絡むとどうしても堅くなるな~。奥大山古道保存協議会主催の奥大山古道ウォークの開始です。

雨が振るので少人数と思いきや、80人くらいはお集まりになっている。募集100名だったが、欠席も少なく沢山参加されているようだ。人気のイベントなのだろう。

スタッフ・ガイドの皆さんも大勢でお迎えくださっている。1班から5班までの班別に行動するようだ。我々は2班、ガイド3人と公民館スタッフ1人が付いてくださる。各班15・6人程度になっている。
 
2班集合

2班出発

班別行動 1班の前 1番に出発

バスに分乗し鍵掛峠に上がり、御机まで古道歩きで下ってくる。説明では標高900600mまでの植生変化と紅葉狩りを楽しんで欲しいという事だ。
鍵掛峠の雨
鍵掛峠の由来は、この峠で木の股を掛けて
大山入山の願掛けをしたことに由来するそうだ。

鍵掛峠からの南壁は雲が覆っている。麓の紅葉は今盛り、その中を下って行く。最初はブナとミズナラの混交林、そしてカエデ、コシアブラ、カラマツなどの樹林に下る。落ち葉が腐葉土の上に積もってフカフカの道。膝に優しく気持ちよく歩ける。
立派なブナ

フカフカの道

ツタ漆に気をつけることコシアブラの白い紅葉、クロモジの黄色、ブナの実・8トンの貯水能力の説明。大山寺・大神山神社、大山詣で、1万頭に及ぶ牛馬市の歴史など、途中で聴かせて頂く。
大山の歴史講義

赤松が混じるようになると、古い井出(水路)の跡を横切り、長尾別れに出た。ここには道標と地蔵様・供養塔が立っている。しばらく舗装路を歩き、再び古道跡を谷筋へ下って行く。
カラマツが現れた

錦の絨毯

ツタウルシ

赤松が現れた

船谷川を渡り少し登り返すと御机集落へ到着した。午前中はここまで。1130分2時間掛けてゆっくり下ってきた。御机分校跡の集会所で、昼食だ。


長尾わかれ

素朴なお顔の地蔵

コシアブラの説明

 広場はテントが並び、地元の野菜やお米などの販売。屋内では団子汁・お結び、漬物の接待を頂く。集落挙げての歓迎だ。ありがたいことです。
大山灯篭と御机(三机→御机)地名由来記
(後醍醐天皇が隠岐に流されるときに
机を3つ繫げ接待したことによるそうだ)

後醍醐天皇の接待に出した団子汁
今も正月三が日は団子汁を食べるそうだ。

地元野菜のテント村

雨も上がり少し明るくなった御机集落の中を下り、大山撮影スポットの茅葺き屋根の小屋横を通る。集落東の美用谷へ下り美用谷川を渡る。ここからは植林の中の荒れた古道を登ってゆく。
 
左奥に大山が見えるそうだ・・・
植林と谷田跡を150m息を切らして一気に登る。ここの峠には地蔵様が祭ってある。毎年雪で倒れるので、あちこち扱げているお地蔵様だが、苦労して歩いて登ってきた身には、あり難い道標。 元気付けに、ガイドさんが里の秋の歌声を聞かせ下さり、元気をもらった。
 
雪で毎年倒れあちこち扱げた地蔵様
ここから、細谷川へ100mほど下るが、その間が紅葉がとても綺麗だ。大カエデ、山カエデ、イタヤカエデが紅葉を競っている。カエデが多い森は比較的新しい森だそうで、徐々にほかの樹種の侵入に負けていくそうだ。

谷川へ下ると増水して、渡れる場所が無い。ガイドさんが石を投入して渡渉出来る飛び石を作ってくださる。5班の内、我々2班が先頭を担っているので、後の班はスムーズに渡渉できるだろう。

再び登り返したところが笠良原。ここは鏡ヶ成に続く火砕流跡の広い台地上の畑が広がる。サントリー奥大山の水工場もある雪深い場所だ。バスが迎えに来てくれ、ここからは下蚊屋集落まで送ってくれた。
笠良原へ出た

笠良原の地蔵様

下蚊屋集落も本谷川と細谷川の合流部に出来た山奥の集落。川は下蚊屋ダムに注ぎ俣野川となる、木地師・塗り師・屋根葺き職人・宿場などの歴史があるそうだ。

ここで備中神楽の流れを汲む荒神神楽を観賞をさせていただく。二匹の大蛇を退治する神楽を観賞。皆さん盛んに拍手でもって感動表現されておられる。





320分下蚊屋を後に、南大山大橋を経由してエバーランドの駐車場へバスで帰る。

今日も先日の振子沢に続き、南大山の紅葉を堪能できた。4つの渓流をトラバースする地元の古道、車で走ると体験できない感動や発見を頂きました。雨が降ってもお山はいいな~。
今日も感謝の感謝の1日でした。

最後になりましたが、企画いただいた江府町奥大山古道保存協議会の皆様、役員・スタッフの皆様そしてガイドの方々に心より厚くお礼申上げます。

紅葉ギャラリー









投稿34枚 ご覧頂ありがとう山でした。

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