2014年11月28日金曜日

2014.11.27(木) 袴ヶ仙(930.4m)周回登山

2014.11.27(木) 袴ヶ仙(930.4m)周回登山
天候 晴れ時々曇り 9km 5時間21分 ↑874m 763m 16,098歩 1人 

津山8:2039.3km 57分 9:25宮の上集落P 9:369:46林道登山口→10:25林道終点→10:49オオカミ岩→10:56支尾根到達→11:17えぼし岩→11:35袴ヶ仙3等三角点11:4011:50お昼12:25→峠の石仏→13:40鉄塔№71 4等三角点→鉄塔№7014:40砂防堰堤降下→15:00駐車地15:22⇒42km 60分 16:22津山着

袴ヶ仙から臨む後山・日名倉山

美作山の会が美作30座(実際は34座)を今年公表しておられ、自分も25座は登っていた。全山踏破したいと思って今回は袴ヶ仙に挑戦する。3等三角点池ノ尻930.4mの埋標されているお山だ。そしてここから4等三角点熊木824.0mが埋標されている送電線ピークまで縦走し、本谷に降下するルートを歩く


実は、憧れの師匠(と呼ばせてください)、大山の風さんのルート「袴ヶ仙周回登山を歩かせてもらうのだ。梶並まで走ったことが無いのでアクセスからお初のルートになる。とりあえず久賀ダムを目指して出発する。

津山から39km、ほぼ1時間で目指す宮の上集落に到着。支度をして歩き始める。最初に出会った地元のご婦人が草刈機を持ったまま、「行ってらっしゃい」と送ってくださる。集落入口のお家の方が「登山か」と聞かれるので、「はい」と答えると、「地図をあげょう」とおっしゃってくださる。
宮の上集落入口

入口から袴ヶ仙

登山口標示 左に林道を登る

親切な地元の方たちに感謝です。この地図によると登山道「東谷上 宮の上コース」ということになっている。集落内を登っていくと登山口の標識が立っている。左折して登山道の林道を登っていく。

この後「登山口」表示が何回も出てくるので、自分的には「登山道」標示にしてもらいたいと思った次第。林道に沿って最初の駐車場標示がある。

マツカゼソウが目に付き特徴的な植生と思われる、ミツマタが多いなーと思いながら急になってきた林道を詰める。林道が平らになり沢につくとそこが終点。駐車場の表示もあるが、ここまで車で侵入するのは不可能だ。歩き始めて50分。
マツカゼソウ

登山道の黄葉

第1駐車地 左に登ってゆく

林道の倒木

ミツマタ群生

ミツマタの花芽

林道終点 第2駐車地点 車の侵入は無理

ここからは登山道らしい山道になり、150mほどですぐ「ちょっと一休みの岩」が現れる。さらにしばらく行くと「オオカミ岩」に出る。ここから支尾根はすぐそこだ。支尾根は「馬の背」と呼ばれているようだ。
ちょっと一休み岩



オオカミ岩

ここから130m馬の背尾根を登った所でで「カエル岩」に着く。奥のほうには地下流水の音が聞ける「小深山岩塊流」が見えている。ここまで林道終点から30分くらいだ。
馬の背尾根

カエル岩

カエル岩から、急斜面の植林帯を南西へ向け下り気味にトラバースしてゆく。そして大きな主尾根に取り付く。尾根は露出した大岩のを避けながらなだらかに北に向かい。やがてひときわ大きいえぼし岩が見えてくる。

地元の解説によると、この岩にシュメール文字が刻まれているというので、裏側に回りそれらしきものを撮影する。尾根は一度北東への急登になり、上り詰めたところで再び北へ向きを変える。ここからは頂上稜線がほぼ水平に延びている。
えぼし岩と茶臼岩

シュメール文字?

えぼし岩をウラから

1135分頂上切り開きに到着した。ほぼ2時間の登りだった。西に那岐山、東に後山、日名倉山、北東に木地山になどが見えている。風が強く少し寒いので、お昼は縦走路に降りて適当な場所を探すことにし、回りの景色を撮影する。
頂上稜線はほぼ平

日名倉山の鐘楼が見える

頂上台地

目指す送電鉄塔

那岐山

南から見る頂上

北側から見る頂上

3等三角点 点名 池ノ尻

ここからが本日の核心部。東の送電線鉄塔№71を目標に進んで行く。前半は750m付近の石仏まで下り、後半尾根を巡って、送電鉄塔を目指す。鉄塔からはこれもルートファインディングで本谷集落へ降下する予定。
木地山と目標の送電鉄塔
日名倉山ズーム

後山ズーム

山形仙ズーム

高岳から北の眺望
途中、20分ほど下ったところで、植林が風をさえぎり南に開けた尾根上でお昼にする。
温かいねぎ味噌汁とお握りで30分ほど鋭気を養う。
1225分から再び注意深くルートファインディングし、目的地を目指す。
頂上直下から振り返る

お昼

お昼のベンチにした松の株

倒木の重なる尾根を下る

石仏までの尾根下りは風倒木をよけながら北東に下ってゆく。途中数回方向修正をする。目的の尾根に乗ると石仏はすぐそこだった。下調べした文化7年の石仏がちょこんと真ん中に陣取っていらっしゃる。周りにテープナビも見られる。
峠の石仏

文化7年の文字が見て取れる

ここから尾根を外さないよう3度ほど急斜面を登ると風倒木を処理した植林帯を歩けるようになる。南側が開けていて明るく歩き易い尾根だ。鹿の親子が目の前を走り去っていく。シャターチャンスと構えるが、電源を入れる前に逃げ去った。残念・・・・
袴ヶ仙の頂上が遠くになった

気を取り直して、さらに東に歩く、中電鉄塔巡視路に合流し、鉄塔まで巡視路を歩く。№71の鉄塔で4等三角点「熊木」を探し。巨大な鉄塔を見上げてから、コンクリート舗装された道を70の鉄塔へ向かう。
中電巡視路に合流

4等三角点熊木のログ

№71鉄塔

70の鉄塔からは南東に下る尾根筋へ下っていく。所々ナビテープが有り、尾根筋もハッキリしているので、方向さえ確認すれば無難に下れる。
№70の鉄塔

日名倉山ズーム

後山ズーム

鉄塔から東側の眺望

途中2回ほど尾根が分かれるが、そのつど方向確認して下に林道が見え出すまでルートファインディングして下ったまでは上出来だった。
下りの尾根筋

南に下るので植林帯も明るい

林道の切通しへ合流し、林道に乗らずさらに色気を出して尾根に上がって下ってみた。砂防堰堤の急斜面上に出てしまう。
上流側へ少し巻いて古いコンクリート橋を渡って集落上部の林道に出ることが出来た。最後に気が緩んでミスコースしてしまった。
下って渡ったコンクリート橋

砂防堰堤へ下る 正面の雑木林の尾根を下った

本谷最深部の家の前を通り、西粟倉から来る緑資源幹線林道2車線に合流。駐車地へは10分ほどで到着した。

駐車地でカフェを沸かして一服していると、朝お会いしたご婦人が「遅いので心配した」とおっしゃって迎えてくださった。
本谷に回って降りてきたので時間がかかりました。「ご心配をおかけしました」とお礼を言うと。
「たまにそんな方が居られる」と言っておられた。
緑資源幹線林道へ合流

駐車地へ着いた
復路ドライブは、金原から基幹林道を塩谷・大杣から梶並へ下る道を通ってみた。一部狭いところもあるがおおむね2車線の立派な道が通れ、往路・復路どちらからアクセスしても同じような感じだった。

美作の山30座(実際は34座)も残すところ日名倉山・神南備山・恩原三国山と加茂境の烏山だ。
今日も無事にお山で遊べました。
お山の神様ありがとう山。

投稿54枚最後までご覧頂ありがとう山でした。