2015年3月30日月曜日

2015.3.28(土) 大山振子沢(1,500m)キリン峠(1,405m)バックカントリーSki

2015.3.28() 大山振子沢(1,500m)キリン峠(1,405m)Ski登山

天候 快晴 5度℃ 13.4km 7時間33分 ↑1,521m1,531m 1/9
内滑雪 約1,400m 7km

 津山6:0079km145分久米支所経由7:48奥大山P7:559:35鳥越峠上9:40→地獄谷956→振子沢入口10081205振子沢1,500m付近12:131227昼食場所1300→振子沢出口13:151434キリン峠14401510環状道路へ下山→15:20P16:2078.9km役場経由122分⇒1743自宅

キリン峠で烏ヶ山を眺めるお三人
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天気が2日続いています。25日の沖の山とは打って変って、今日は春本番の陽気。昨日ブログアップしていると先日三国山でご一緒したNa氏から山スキーのお誘いがあった。

天気もいいし、振子沢なら自分でも滑れるかな?
という事で、今日は晴天の中、大山振子沢へ出かけて来ました。

久米支所へ集合すると、偶然お知り合いの方が大山登山に出かけると久米支所にこられ、結局ご一緒することになった。
総勢9人山スキー5人と登山組み4人での合同パーティー成立。

朝一大山





支度する皆さん

スキー組みは男ばかり、登山組みは山の会の会長さんと女性3人組みだ。車2台に分乗し奥大山スキー場へ、7:45分に到着早速仕度、8時前に歩き始めることが出来た。

大山環状道路はスキー場上からゲートがしまって進入禁止。スキー場の営業は終わっているが、登山や山スキーの車がたくさん止まっている。
ブナの梢と青い空

烏ヶ山

ブナとヤドリギ

登ってきたブナ林

峠下のブナ

峠到着

峠の景色
皆さん思い思いの道具で、思い思いの方向へ散っておられる。歩き始めても、中々人に出会わない。それだけ大山の懐は広いということだろう。

我々は健康の森を詰めて鳥越峠上を目指す。峠まで1時間半、峠から地獄谷へは20分ほどで滑走する、夏場だとこうは行かない、スキーがなせる業だ。
地獄谷に降下

地獄谷を登る

駒鳥小屋通過

振子沢入口

地獄谷へ下る途中、登ってくる山スキーヤーに出会う。振子沢上部は風で飛ばされた砂が積もって、大変だったと情報をもらった。
振子沢から下って来て、これから鳥越峠に登り返す二人組み、まだ9時半だ。何時から登ったんでしょう。夜明けとともに登って、降りてきたとしか考えられない。感心した。

地獄谷へ降り、少し登った所が駒鳥小屋の下のようだ。屋根の一部が確認できる。
地獄谷はほぼ完全に埋まっていて、水の流れは見えない。もう1週間もすれば沢が現れてくるのかもしれない。そうなれば、今日のように何処でも歩けるというわけには行かない。

夏は大岩がゴロゴロする河原になるのだから。振子沢へも大きな岩を乗り越えて侵入するのが夏のルートだ。今の時期は一面雪の斜面をスムーズに振子沢へ侵入できる。
沢を詰める3人

デブリの上を登る

デブリ上から烏ヶ山

振子沢も地獄谷以上に雪に埋まって、スムーズに登行できる。右岸に小滝が有った斜面を探すが、景色が変わって特定できなかった。それでも廊下状になった狭い谷筋はデブリが重なって滝状になっているのでそれと知れた。

デブリの急傾斜で、キックターンをしようとして切り替えした足が流れて頭から45m流されて、テンションが下がり皆さんにおいていかれる。
象が鼻下へやっと着いて、上流の源頭部を望むと、皆さんは400m上流で既に休憩体制だ。
400m先で休憩態勢の3人

100歩を1スパンに数えながら休憩地を目指す。4スパンほどで、やっと皆さんが待つ休憩地へ到達1,400m地点だ。此処から目的の振子沢の頭1636mは目の前だ。標高差もう200mくらい。

皆さんは此処に荷物をデポして身軽になって目的地を目指される。自分は付いていけないと判断、皆さんが登る間行けるところまで行って見ることにした。1550mの象が鼻と同じ標高地点までのハイクアップを目標としてシール登行で上を目指す。
休憩ポストから沢トップ
シュプールが見える

東尾根の登山組

登山組と蒜山


1500mからの沢トップ
下側

高度計で1550m地点まで上り皆さんが滑ってこられるのを待つ。シール等しまっていると、前の痩せ尾根上に登山組みが上がってこられた。すごい痩せ尾根を会長さんを先頭に3人の女性が登ってこられ、気後れしてしまう。東尾根というらしい。

自分はあのような痩せ尾根はパスしたい。
さすが、山ガールさんたちだと、感心する。会長さんが先頭でガイドされているので、皆さん安心してついてこられたのだろう。



テレマークでエキサイティングに滑る皆さんの動画を採り、先ほどの荷物デポ地へ滑走、お昼にする。日が射して暖かく午前中に吹いていた風も止んで、スキーを枕にうたた寝が出来そうだ。ゆっくり休憩、お昼も済ませ1時に再び下り始める。
振子沢を下るNi氏

続いて下るNa氏

地獄谷に降下

スキーで下るのだから振子沢から地獄谷もすぐだ。人生の地獄坂はもう小しゆっくり、時間をかけて下りたいものだが。此処では15分で振子沢を下り地獄谷出合へ到着です。
スキーを担いでキリン峠へ直登


キリン峠到着

地獄谷を駒鳥小屋へ下らず、そのまま谷を横断し、スキーを担いで前の尾根に取り付く。
標高差350mを一気に直登してキリン峠を目指すことになる。ここでも自分の体力不足を露呈し、置いてかれる。

遅れること・・・分やっとキリンの頭へ到着皆さんが待っていて下さる。
下りは何とか付いて降りれるが、登りの体力不足はごまかせない。

Na氏が此処で登行技術を教えてくださる。関節ロック技術だ。膝を伸ばしきって関節を固定し筋肉の消耗を押さえる技術だそうだ。

中々いいことを教えていただいた。そのことに注意しながら此処でも100歩スパンを数えながら頑張って登っていく。取り付きからずっと急登が続く。滑落の緊張感と上部では雪解けが進み、木立の露出で足を取られる。

先ほどのありがたい教授も思い至らなくなるほど疲労困ぱいした頃、やっとキリン峠に到着した。1時間20分かかった。
キリン峠から槍が峰

烏ヶ山

振袖山・矢筈ヶ山・甲ヶ山

大山

地獄谷に下る尾根

此処からは最後の滑走、健康の森を下って環状道路まで一気に滑り下る。30分滑っただけだが、もうスキー場の上へ着いてしまう。
最後は環状道路を歩いて下り、駐車場で日向ぼっこをしながら、登山組みと合流した。

環状道路へ無事帰還

午後の大山

皆さん無事に到着され、今日の安堵と疲れを心地良く感じておられる様子でした。

今日もお山でよく遊ばせていただきました。山の神さんに感謝、感謝です

投稿37枚+α 今日も最後までお付き合いくださり
ありがとう山でした。

2015年3月26日木曜日

2015.3.25(水) 沖ノ山(1317.9m)スノーシュー登山

2015.3.25() 沖ノ山(1317.9m)スノーシュー登山
天候 曇り一時雪 0℃ 10.3km 550分 ↑1,028m↓917m 17,912歩 1/3

 津山7:208:40若杉原生林P8:468:50東屋登山口→9:37県境稜線→10:24記念碑広場→11:10沖ノ山2等三角点中原→11:14北嶺→11:27昼食休憩11:5612:40 4等三角点若杉 1196.1mピーク→13:39若杉峠東屋→13:47若杉峠→14:21若杉原生林入口→14:23東屋登山口→14:32駐車地⇒15:15自宅
沖ノ山の樹氷








電池切れデータが2分されました
三月終盤、桜の便りでそわそわしている里を尻目に、近辺のスキー場はまだ頑張っています。いずみやま管理人も2日スキーに出かけてきたので、今日はスノーシューで春山歩きを頑張ってみました。

師匠(大山の風さん)に誘っていただき三人パーティーで初体験のお山「沖ノ山」に若杉原生林からの登山です。
720分師匠に乗せてもらって、先日三国山でご一緒したM女史と三人、西粟倉の大茅スキー場へ向かいます。

スキー場からはまだ除雪中の道を若杉原生林駐車場を目指します。今朝の雪でまだ道は真っ白、3cm位の新雪だ。峰越峠への分岐にロータリー除雪車が駐車してある横を通過し、何とか若杉原生林駐車場へ着けた。

駐車場は貸切だ。それもその筈スキー場から上は進入禁止の、はっとう張りがしてあるのだ。白いカンバスに我々の車の轍が、2本の線を書いているだけ。
 
休憩舎から直登ルートへ侵入する師匠

急登に取り付く
県境尾根を目指す
急登に喘ぐ管理人


すばやく支度し、雪を踏みしめ原生林へ向かう。入口の休憩東屋で、師匠が直登ルートへ進入する。植林の中、いきなり急登を登って行く。新雪は積もっているものの下の雪がしまっているので坪足で登れる。

尾根を越えて奥の県境稜線を目指す。1,140mピークに上がり一度下り登り返すと県境尾根に乗った。この辺りは雪雲の中、尾根に乗っても眺望は利かない。

県境尾根に届いた管理人
雪の県境を進む

天気回復 気持イー

青空が奇麗
帰りに見ると後山からダルガ峰そして昨日行った、ちくさスキー場のゲレンデ上部も見えていた。

此処から県境稜線のアップダウンを越え、10時前大きな杉の木が45本立っているピークが見えてきた。此処を越えると、行くてに目指す沖ノ山が見えた。此処が1196.3m4等三角点「若杉」だ。
大杉の林を目指す
なぜかソフトフォーカス
 レンズの曇りのいたずら

歩いてきた県境
4等三角点若杉付近からの沖ノ山 後1.7kmくらい

三角点付近からの後山への稜線
三角点から沖ノ山を目指す
ブナの中を気持ちよく進む
三角点を通過、鳥取側の智頭町稜線へ入り、ブナ林がなだらかに続く気持良い道を沖ノ山へ向かう。途中林道開設記念の銅像広場(師匠に教わった)からは、林道を通り山頂南側をトラバースしながら南西の尾根から山頂に上がる。此処で雪が深くなって来たので、私はスノーシュー、お二人はワカンを装着する。
林道開設記念碑

頂上下のブナ

頂上稜線のセッピとブナの樹氷
 
上の写真を撮っている管理人
山頂へは1110分登頂、ブナに囲まれ眺望は利かないが、樹氷が見られた頂上。
写真を撮り、さらに北嶺に向かう。北嶺は氷ノ山から三室山・東山などの秀峰が望める。
北風がまともに当たり寒くて、早々に引き返す。

樹氷
もうすぐ頂上

ゴジュウカラが居ました

頂上に着いた
凍て付く頂上標識
地理院が管理する三角点画像より
夏はこんな感じかな・・・

頂上ブナの樹氷

下りはセッピの稜線を下り、と切れた所で、登った林道へ降り、登りでスノーシューを着けた南斜面の林道上でお昼にする。11時半、時折お日様が、お昼ご飯を覘くついでに我々も暖めてくれる。



東山・氷ノ山

三室山

樹氷

ブナ樹氷

シュカブラと奥に後山

セッピに近づく師匠

今日のお昼は、カレーヌードルと残りスープへクラッカー。食後にホットカフェのフルコース。
大杉のピークへ引き返す

登山者を見送るバニーちゃん


帰りも気持ちいい稜線歩きが続く

朝方到達した県境尾根に帰る
ちくさスキー場が見える

12:54分登った県境尾根出合に帰着、此処からさらに県境を若杉峠目指して下る。下り始めてすぐ芦津、吉川越への分岐指導票がある。ここは自然歩道の矢印に従い若杉峠に向かう。
指導票が見えた

芦津・吉川越分岐
東山にいけるそうだ 
今日は若杉峠を目指す

ブナ枝 

途中若杉原生林遊歩道看板や若杉自然研究路の看板などを見て、1339分に若杉峠展望東屋へ到着した。すぐしたの峠へ下り、お地蔵様にご挨拶。雪に埋もれたお地蔵様が祠の中に祭ってある。
自然研究路第3分岐の表示板

指導票
雪に埋もれる指導票

若杉峠展望東屋と師匠





展望台へ10っ歩の看板

峠の地蔵を覗く師匠

雪の埋もれる地蔵様

若杉峠から下る遊歩道

此処からは谷沿いの遊歩道を下って行くのだが、遊歩道は2m近い雪の下。適当にルートを作って下ってゆく。夏はせせらぎがしぶきを上げる渓谷だが、今は音の無い世界。
不自然に枯葉が残っている

よく見ると枝穂を折ってたぐり寄せている 熊棚だ

しばらく下ると、前方の高い木の上に不自然な木の葉が固まって残っている。近づくとミズナラの大木、枝が折られて重なり、葉が落ちないで残ったのだ。師匠から熊棚だと教えてもらう。

なるほどこれが熊棚かと、初めて見る熊の仕業を確認した。それにしても高い所、結構細い梢まで登っての作業に感心する。

これからは、熊の個体数も増えているから、登山時の遭遇確率も高くなるだろう。
日ごろの心構えも必要になるのではないでしょうか。
第1分岐まで下った

沢に落ちないように下る

原生林入口標示へ下る
4:20分割れ始めた沢を遊歩道へ降りて入口の休憩舎へ無事帰着した。
今日も案内してくださった師匠、一緒に歩いてくださったM女子にお礼申し上げます。
朝登っていった入口休憩舎へ帰着






無事駐車場へ到着

お山の神様、雪の神様に感謝します。
今日も1日ありがとう山でした。


そうそう、帰ってみたら、今年仕入れたスノーシューがトゥーピースの穴がちぎれて壊れていました。修理の部品があるといいのですが・・・・・至急探さないと・・・。

投稿58枚最後までご覧下さりありがとう山でした