2015年5月29日金曜日

2015.5.28(木) 三国山北嶺(1,251m)登山 残雪とサンカヨウ観賞

2015.5.28() 三国山北嶺(1,251m)登山 残雪とサンカヨウ観賞
天候 晴時々曇り 18℃ 5.3km 4:02分 12,202歩 ↑539m531m 1人

 津山70055km 86分⇒832P8409:02休憩ベンチ9:0710:02頂上11:0012:22下り休憩ベンチ→12:50駐車地P13:0059km恩原経由 2:21分⇒15:21自宅




体力も大分回復したようなので、今日は軽くお山を歩いてみよう。昨年は29日に訪ねている、三国山へ出かけた。

山王谷林道が長く途中の状況が心配だが、行けるところまで行ってみようと進んでいく。約7kmをゆっくり登り、30分強でやっと山小屋に着いた。
帰りに向け駐車

登山口

駐車地に到着すると、別の車が到着、互いに方向転換してから駐車する。車の3人は山仕事のいでたち。枝打ちですかと尋ねると、登山道の整備だとおっしゃる。お世話になります、ありがとうございますと挨拶。お先に出発する。
タツナミソウ

ツクバネソウ

尾根のブナ

2度目の急登入口

登山道はいきなり階段の急登がしばらく続く。2度ほど急登を繰り返すと尾根に上がり、頂上まで1.6kmの表示のある休憩ベンチへ到着する。
休憩ベンチ

残雪の谷

残雪とサンカヨウ

サンカヨウ

後から登ってこられた作業の方もここで休憩。昨日から登山道の刈りいをしているが、これから頂上ブナ林の倒木処理に上がるのだそうだ。ネマガリダケを刈り掃って歩きにくいかも知れないと、教えてくださった。残雪は残っているそうだ。

ここでもお先に出発、尾根に沿って上っていく。滑りやすいトラバース道になると、いつも残雪の残る谷に出た。しっかり残っている残雪の周りにサンカヨウが群生し、白い花をつけている。

谷に下りて花と残雪を撮影し、名物の斜め階段に取り付く。先のV字谷は益々荒れてきて、前後のトラバース道も崩落している箇所がある。転落しても下のネマガリダケで止まるが、滑りやすい岩肌が出て慎重に渡らねばならない。
名物階段

恩原三国山から続く頂上稜線に出ると、すばらしいブナ林が広がる。今年3月の山スキー以来のご対面だ。ブナの間を進むと、倒木が道を塞いでいる。これを処理に登ってこられるのだ。
稜線に続く登山道

ふり返ると恩原三国山(南嶺)


すばらしいブナ林

気持ちよく歩ける

ユキザサ

しばらく登るとユキザサが目に付きだす。撮影していると作業の方たちが先行される。
自分もブナの森を満喫しながら、ゆっくり登ってゆくと、2本目の倒木がある。作業の方たちはここでチェーンソーを準備し、倒木処理のようだ。
刈り掃われた登山道 ありがたや~

天辺が見えた
今年3月の様子 雪の三国山

トチバニンジン?

あと少しで頂上、太いネマガリダケを奇麗に刈り掃ってもらっているので、難なく頂上に到着できた。10時過ぎに1等三角点三国山到着、周りの眺望を撮る。
頂上到着





頂上ログ

展望下の日陰

マッコウ 那岐連山方向
氷ノ山方向

高山方向

展望台から鷲峰山方向 
3月の様子 雪上でほぼ同じ目線

ギラガ仙方向

ちょっと早いが、展望台下の日陰にもぐって靴を脱いでお昼休憩だ。
昨年と同様鶯が偵察に出てきて、囀りを聞かせてくれる。
心地良い風が吹き抜けて昼寝をすればいい感じだ。
息を吸い込んで~

ホ~

ホケキョ

1時間ほど休憩し下りに向かう。下りは倒木処理もすんで益々歩きやすくなった登山道をテンポ良く下る。アサギマダラが道案内に出てきて、入れ替わり立ち代り下山道を案内してくれた。
チゴユリ

ユキザサ

ツクバネソウ

見上げるとブナの木漏れ日

途中で単独男性が1人登ってこられてすれ違ったが、下に降りてみたら、鳥取市の軽バンが止まっている。先に下山されていた作業の方が、登山道の作業確認に来た市職員だと教えてくださった。
倒木処理

深くなった緑

お留守かな

南嶺と県境尾根

オククルマムグラ

ここも処理された
1250分、駐車場に帰着。
下界は暑夏が始まったが、お山は涼しくていい。

サンカヨウ

サンカヨウの子

アサギマダラ

何処から来たのかな
ボツボツニョロに遭遇するだろうが、之も一っ景珍しい被写体。噛まれ無ければ難は無い。
帰りに恩原で遅い蕨を1束とって帰津。向こう1年山の幸のご相伴に預かれる。
体調も戻ったし、入梅前にもう少しお山が歩けたらいいな~・・・・

投稿47枚
初夏のブナ林堪能いただけたでしょうか・・・
ご覧戴きありがとう山でした

2015年5月27日水曜日

2015.5.21~23(木~土) 荒島岳・伊吹山(1,377m)w登山 Vol2

2015.5.2123(木~土荒島岳・伊吹山w登山 2人Vol2

1日目 晴 津山800舞鶴道経由福井へ移動⇒405km 5時間⇒大野市観光・買出し
  ⇒麻那姫キャンプ場テン泊

2日目 晴 荒島岳(1523.4m) 13.2km 840 27,032歩 ↑1,455m ↓1,403m
530600みず郷駐車場630→林道分岐→登山口→小荒島岳→勝原登山道分岐→佐開登山道分岐→もちがかべ→前荒島→1115荒島岳1150→登山口→駐車地
⇒滋賀県へ移動 150km グリ-ンパーク山東 テン泊

3日目 薄曇 伊吹山(1377.3m) 12.4km 7:16 25,191歩 ↑1,244m ↓1,189m
540600上野登山口P 620→6:50 1合→7:49 3合→8:18 5合→8:507合→9:58伊吹山11:10→12:26 3合→13:22 駐車地13:50⇒290km 4:00⇒1750津山着


伊吹山

伊吹山

さて滋賀での夜は、鴨池蛙の合唱を聞きながらのキャンプ。山食定番のカレーライスで腹ごしらえの後、鴨池荘へもらい湯に出かけて、荒島岳の汗を流し21時ごろから・・・・ZZZZZZ
グリーンパーク山東出発

登山届け提出

ユキノシタ

1合目

朝は4時起床サンドイッチとサラダ・フルーツ&カフェの朝食をとり5時半出発。伊吹山山麓、上野登山口(220m)を目指す。入山協力金300円を寄付、登山届けを投函して620分出発だ。

1合までは植林帯を1kmくらい登る。1合で草原に出ると正面に3合までのゲレンデ跡の草地が広がる。斜度も道も心地良い斜面を登って行く。
1.5合

伊吹山歴史の登拝道 シャクシの森

タツナミソウ

2合目

アヤメ

伊吹山歴史の登拝道 徳蔵山

イブキスミレ

タニウツギ


「伊吹山歴史の登拝道」の表示板やタツナミソウ、アヤメ等を楽しみながら3合を目指す。

荒島岳では目覚めが悪かったいずみやま管理人も、ここに来て思ったより体調がGood
連れを従え、どんどん登る。連れのほうが今日はお疲れMoodのようだ。

オドリコソウ

シロオドリコソウ

花畑説明1

3合目

3合手前でお初の花遭遇。資料に由ればホタルカズラのようです。3合の植物写真で確認する。イブキスミレやイブキシモツケなど固有種も多い、植物の宝庫のよう。辺りを4ッつの目で探索しながらの登り。

今日はオドリコソウの花が満開。正面の伊吹山山肌のベース花のように見える。4合手前の梢で、一筆啓上するホオジロを発見。足元でイブキシモツケの白い花もお初だ。
花畑説明2

アマドコロとウマノアシガタ

タネツケバナ

ホオジロ♀
4合目

イブキシモツケ(バラ科)

ここ伊吹山は石灰掘削のお山で知られているように、石灰岩地質で固有種が多いのだそう。まだ半分しか登っていないが先が楽しみ。
5合目 自動販売機がある

オドリコソウの絨毯
イブキシモツケ

5合に到着すると自動販売機が設置され、連れが200円の缶ジュースに悲鳴を上げている。
ここに来ると伊吹山の斜面はまるで壁のように天に向かって伸びている。時刻は8時18分歩き始めて2時間経過。
熊蜂の道案内

6合避難小屋


6合目

6合から琵琶湖
ヤマガラシ群落

6合手前の避難小屋がすぐ其処に見えるのだが、中々近づかない。斜度も一段と急になり大きく九十九を切ながら登っている。

避難小屋を過ぎると道は益々急で、狭くなり、登山者が増えてきた。急斜面とガレ場登山道で渋滞気味になってくる。我々はブレーキをかけている側のようだが、極力お邪魔しないよう心がけ、マイペースを守って登る。
7合目

7合から琵琶湖

行導岩

平等岩





8合目

8合からの琵琶湖

8合から頂上台地の登山者

イブキハタザオ(アブラナ科)

ウツギ

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)

連れも少なからず消耗している様子。7合で小休止を入れようと声掛けして、奮起を促す。
7合で腰を下ろして休憩に入ると、たちまちお連れが出来、4、5人腰掛けて休憩に入り、関所になってくる。

これは如何と思い早々に上を目指す。8合では休憩ベンチが設えてあったので、ここでゆっくり腰掛けて伊予柑を丸齧りすると。連れは軽くなったと喜んでいる。ここまで来ると500gの荷も堪えてくるのだ。時刻は9時10分スタートから約3時間。結構頑張っている。
歴史の登拝道 手掛岩

手掛岩

8合からはさらに傾斜が増して、岩が露出している石塔原(カレンフェルト)帯、四つんばいになって登る場所も現われる。
頂上台地へ到着

遊歩道案内

頂上へ向かう

9合はまだかいなと思いながら頑張っていると、突然頂上台地へ出てしまう。9合は見落としたようだ。ここまで来ると、前後を気にしなくても歩けるようになる。

ゆっくり頂上を探しながら歩いてゆく。遊歩道や売店群、人波で方向が定まらずGPSで確認。
三角点は9時58分、3時間40分で到着した。我々にすればハイペースでした。登山者の人波に押された勢もあるが。ラッキー・・・・
アマナ(ユリ科)

ミヤマキンポウゲ

ニリンソウ(キンポウゲ科)

伊吹山1等三角点

頂上ログ

頂上台地は人の波が押し寄せて、山頂とは思えないほど人が多い。伊吹山ドライブウエーが山頂直下まで通じているので、観光客も結構居る様だ。
伊吹山由来

東へ伸びる遊歩道

遊歩道を帰る

歴史の登拝道 弥勒堂

弥勒堂
 人波にまぎれてボランティアさんたちが外来種の駆除をされている。ご苦労様ですと声掛けしてお聞きすると、セイヨウタンポポの駆除をされておられるのだ。

我々は、山域ごとに靴底を洗って他の山域の種子が進入しないように心がけているが、観光客はそんな意識は無いのだ。まだまだ日本の文化は熟成出来ていないと感じた次第。
日本武尊とツーショット
登頂記念にツーショット

お昼休憩しながら眺望を楽しむ

新幹線が通過していく

遊歩道を下る

長浜の街と琵琶湖


そんな感想を持ちながら、お昼は巻き寿司とお味噌汁を戴きます。眼下の新幹線の通過をおかずに、しばらくゆっくり休みます。

頂上標柱でツーショットの写真を取ってもらい。記念のバンダナをゲットして、1時間程頂上台地で過ごし下りに向かいます。
登山者の列

下り口からの眺め


土曜日のお昼前登ってくる人も多いし下る人も多い。5合までは気合を入れてブレーキにならないように下らねば狭い道で渋滞を引き起こす。しっかり頑張って下りましょう。下り口は11時9分に発車。
3合まで下る

バンクを利用して軽快に下る
ホタルカズラ

5号に下りたのは1225分 75分で一気の下り。3合経由、1合でトイレタイム。
駐車地へは13:25分に到着し2時間15分の下りだった。ここでも人に押された感がする。
登山口へ下山

お山にお礼

下からの伊吹山
伊吹山、植生豊かな自然が残っているお山、大切に守って生きたいと思いました。
ま、今回遠征も無事完了。次の目標に向け発進です。
天気と山の神さん、そしてお会いした皆さんに感謝です。ありがとう山でした。

投稿163枚 Vol 1・2
あわせて最後までご覧戴き、お疲れ山でした