2016年11月25日金曜日

2016.11.23(水) 常山・十禅寺山周回登山

2016.11.23() 常山・十禅寺山周回登山

 曇り 2人 ↑602m ↓622m 10.7㎞ 15,812歩 4:41分

6:05津山⇒80㎞ 105分⇒7:50常山Ⓟ8:00→友林堂8:10→登山口8:138:52底なし池→栂の丸駐車場跡9:049:20山頂三角点9:30→千人岩9:5210:40駐車地⇒
7㎞ 40分⇒八幡宮(昼食)11:4011:45(赤坂口)11:57五合(一本松)→12:18 九合交差点→12:22中将峰→12:54金剛峰(三角点)13:20駿河池ー八幡宮Ⓟ13:5595㎞ 2:50分 ⇒17:00帰着  

北風が吹き曇りだが、雨の予報は無い。県南ならば大丈夫と決めつけて出かけた。
今回は岡山分県地図56山座シリーズの残りの未踏峰、7座の内2座の攻略に。
玉野市に聳える常山と十禅寺山だ。いずれも23百mだが、歴史と文化があるお山だ。

我が家から80㎞のドライブ。15時には用事があり、それまでに下山する計画。朝は6時出発8時から歩き始めて、2座・6時間登山の予定。
ルート30号玉野市大地付近から見上げる常山





まず常山を目指します。戦国時代の山城跡だ。岡山からルート30号で玉野へ向かう宇野線常山駅の裏山、306mのお山だ。
常山城主戸川友林(秀安)の墓と友林堂


登山口

駅の上にある駐車場は56台駐車出来、グラウンドゴルフをされている方たちの駐車場になっている。下に常山城主戸川友林の墓所と友林堂があって、玉野市文化財。近所の小母さんが登山ですかと声掛けして下さる。墓に参って出発だ。

駐車場から少し進んだところが登山口。石段を登ってイノシシゲートを入ると、鬱蒼とした薄暗い登山道が直登している。
直登していく登山道


なぜか消火器?


石畳の登山道

しばらく登ると右側にコンクリートの防火水槽らしき跡があり。赤テープがある。道はまっすぐ登っているようなのだが、倒竹で前進が困難。引き返して赤テープから右へトラバースすると次の赤テープ発見。枝に消火器がぶら下げてある。?・・・・

九十九折れの登山道はところどころ石畳があり、荒れる前の登山道を窺わせる。竹やぶや、照葉樹林の森は昼間でも薄暗く、見透視が利かない。
底無井戸


底無井戸から舗装路へ出た

数回折り返して登ったところが底無池だった。石仏とともに説明看板がある。池はスレートの屋根が崩れ荒れている。覗いてみると、落ち葉や屋根材が沈んだ井戸というより小池といった水面が覗いている。

すぐ上で、舗装路に出た。道なりに登っていくと、電波塔の建つ大きな駐車場跡に着いた。
ここから城の郭跡が続いている。
絵図面によると、ここは、栂尾二の丸で、青木丸・天神丸・北ノ丸・北ノ丸と続き、本丸に至るようだ。









クリックしてご覧ください


優しげな石仏

本丸下の北の丸には女軍の石碑があり、歴史の一齣を今に伝えている。その下の北ノ丸には、ブロック積みのトイレがぽつんとあり不気味な感じ。

城跡は玉野市文化財で、車で登って来れた間は整備されていたようだが、台風による道路崩壊以後は補修もされず、荒れ果てている。

たった1か所の道路崩壊が城跡の荒廃を加速しているようで、自動車文明の危うさを見た気がする。今、自然の山へ帰ろうとしている城跡に立つとちょっと複雑な気持ちです。


不気味なトイレ



北二の丸の紅葉


タイムトンネル


女軍哀史


紅葉が弔う女軍碑
山頂本丸に上がり、三角点を撮り展望台へ上がって周囲の景色を楽しむ。展望からは周囲が見渡せるが、木々が茂って360度の眺望とはいかない。
本丸へ続く階段


北2ノ丸の紅葉を振り返る


本丸


2等三角点常山



山頂展望台へ


金甲山


児島田圃のホールクロップサイレージ


児島湖


鷲羽山から瀬戸大橋方向


瀬戸大橋が見えている


深山公園付近のルート30号

下りは千人岩を見て下ろうと、舗装路を下る。山腹をぐるりと回って下って行くと、千人岩への表示があり、道から少し降りたところが千人岩だ。ここもほとんど眺望は得られない。
底無し井戸案内まで降下


荒れた舗装路を下る


千人岩案内


千人岩


千人岩の眺望


崩落地点


ムラサキシキブ


下り道の地蔵様




?キク










駐車地へ降下

舗装路に戻り少し下ったところが崩壊地、車道が完全に崩落している。山側を進む歩行路は有るが、車は完全に無理。あとは長い道を下るだけ、麓の氏神様でお祭りが開かれていて、数人の方がお籠りをされていた。

予想より早く下山。次の十禅寺山へ10:40、移動する。途中、みやま公園道の駅で温玉飯(級グルメ)の昼食予定だったが、ここでも公園祭りが開催されていて車が溢れスル―。

十禅寺山
田井から見上げる十禅寺山






田井のコンビニでおでんとむすびをゲットし、十禅寺山麓の八幡神社の駐車場でお昼。
11:40分駐車地から住宅地の中を5分移動して赤坂口登山口の1合目標柱から登山道へ入る。登山道と言っても広い山道で、笹が刈り払われて二人並んで歩ける。
住宅地を登山口へ移動


1合目 赤坂口


舗装路から登山道へ


2合目





4合目(水ノ奥)

2合・3合目と適度な傾斜を登っていくと、5合目の先で展望ベンチが設えられていた。
瀬戸内が四国まで見えて北の山では見れない眺望だ。4合目は水の奥・5合目は1本松・6合は長尾谷・7号は2本松と名前付の標柱も面白い。
5合目 (一本松)


ベンチ


ベンチから瀬戸の海


9合


9合分岐


十禅師山由来

40分ほどで、広い道に出て、9合目到着。説明板とトイレがある交差点のようなところ。
登ればこの山名の由来となった峰を通って金剛峰へ、下れば日吉神社を経て金剛峰へ着けるようだ。

我々は、コンクリート舗装を登る。最初の中将峰からは、平らな道を気持ちよく歩ける。西光峰はクヌギの林で東屋があり、気持ちよく休憩出来る。カフェを入れてゆっくりする。
中将峰からは平たんな道が続く


西光峰の東屋が見えた


気持ちよい広場


ベンチでカフェ


照葉樹林の道が続く


不老峰を通過


金剛峰は明るい広場だ


歩いて来た道を振り返る
3等三角点「三皇」


山頂ログ

さらに不老峰を経て金剛峰へ、ここもきれいに刈り払われ、明るい林になっている。周りの紅葉も色づき途中の照葉樹林の暗さから解放され心地いい。

十禅師山は眺望は利かないが登山道はなだらかで歩くにはとてもいい。早速3等三角点を撮り、下りは山を縦断して駿河池を目指して下っていく。下りの道は荒れていたが踏み跡ははっきりしている。
日吉神社方向へ下る


日吉神社と駿河池・元川分岐


地蔵嵶の地蔵様と鳥居


立派なお地蔵さまが立っている


駿河池上の住宅地へ降下(嵶の字が読めない)

途中荒れた竹藪の中に突然立派な石の鳥居が立っている。傍に34mの大きな地蔵さまもいらっしゃって、元川方面と駿河池側との分岐(地蔵嵶)のようだ。

三角点から25分で駿河池まで下った。まだ1時過ぎ、町の中をゆっくり八幡神社へ帰る。
30分ほどで八幡神社へ帰着し、樹齢400年の楠に会う。そして、境内から駐車地へ出た。
住宅の中を帰る


帰り道にあった地蔵群 
地形図ではここから登山道が伸びている


地蔵から見上げる十禅寺山


下の鳥居まで帰ってきた
この下を車で登って行った


八幡宮 上の鳥居


八幡宮由来


ご神木の楠
予定した3時には岡山市まで帰れ、用事を済ませて帰還した。今日は2座のお山を歩くことが出来、岡山56座も残すところ5座になりました。
お山の神様へ感謝で~す ・・・・( ◠‿◠ )

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最後までご覧いただきありがとう山でした



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