2017年6月23日金曜日

2017.6.16~19(金~月) §Ⅱ 甲武信ヶ岳(2,475m)遠征登山 

2017.6.1619(金~月) 瑞牆山(2,230m)甲武信ヶ岳(2,475m)金峰山(2,599m)蓼科山(2,531m)霧ヶ峰(1,925m)美ヶ原(2,034m)遠征登山 
16(金) 晴一時曇 19℃ ↑881m ↓876m 6.9㎞ 14,076歩 4:51
3:30津山⇒600㎞ 7:00分⇒10:30瑞牆山荘登山口Ⓟ11:011:40里宮→11:50富士見山荘→12:25桃太郎岩→13:40瑞牆山13:5014:55桃太郎岩15:0015:25富士見山荘15:3016:10登山口Ⓟ16:20⇒信州峠⇒18:10廻り目平キャンプ地Ⓟ泊

17(土)晴後曇 10℃ ↑1,517m ↓1,453m 17.3㎞ 31,041歩 10:36
廻り目平キャンプ地4:205:10毛木平Ⓟ5:205:35十文字小屋ルート分岐→5:40千曲源流狭霧橋→6:55八丁坂ノ頭→7:20十文字小屋7:308:20大山8:309:20武信白岩山→10:10尻岩→11:10三宝山11:2012:00甲武信ヶ岳12:2513:05千曲川水源地標→14:10滑滝→15:20慰霊碑→15:35大山大神→15:50十文字ルート合流→16:00毛木平Ⓟ⇒17:00廻り目平キャンプ地泊

§Ⅱ MT,KOBUSIGADAKE
2日目は甲武信ヶ岳へアタック。十文字小屋のシャクナゲが見たくて周回コースを計画した。山行記録のリサーチでは千曲川水源地から十文字小屋へ周回する記録が多い。

我々には大山に架かる鎖場が厳しく思え、安全を考慮し登りで通過しようと十文字峠からの周回計画にした。1711時間の強行軍、今回遠征では最も厳しい山行だ。
大山から三宝山 画像クリックで登頂記念


途中でうれしい再会もあり、厳しくもあり、嬉しくもあった山行になりました。
その顛末は(*^_^*)・・・・・

廻り目平キャンプ地で3時半起床し、昨日調達した朝食を済ませ早速登山口の毛木平へ車を走らせます。レタス畑の農道を16㎞移動、毛木平駐車場へ5:10分到着。
駐車場から登山道へ

十文字峠分岐指導標

土曜日の早朝、舗装された60台分ぐらいの駐車場はほぼ8割方埋まっている。下山した時には駐車場からあふれた車が手前の道に沢山止まっていた。

昨夜車中泊の人たちが支度され、どんどん出発されていく。我々もトイレを済ませ5:20分出発。登山道に入ると前を行く人影が見えるくらいで、静かな登山道になった。
サルオガセ(霧藻)


千曲川源流狭霧橋

白花ヘビイチゴの道

10分ほどで、十文字ルート分岐が現れた。十文字峠・狭霧(さぎり)橋方向へ進入し、サルオガセの懸かったカラマツ林を過ぎたところで山荘の車が駐車してあった。そして、すぐ千曲川源流狭霧橋が現れる。袂に登山者カウンターが設置してある。

橋を渡ると再びカラマツ林が広がり、臨床のシロバナヘビイチゴの花が登山道を案内してくれる。歩き始めて30分1里観音石像が現れた。登山者に出会うこともなく静かな登りが続く。

十文字小屋へ1時間の水場

8丁坂の肩 小屋へ30分の指導標

だんだん急になる谷筋を頑張ること40分、今度は十文字小屋へ1時間と表示のある水場が現れた。斜面はさらに急、道は山腹を九十九を折りながら登って行く。この辺りは8丁坂というらしい。25分頑張って8丁坂の肩まで登った。7時前だ、十文字小屋へ30分の表示がある。
十文字峠指導標




尾根筋をトラバース気味に進みちょうど2時間、720分十文字小屋1,930mに到着した。小屋番のおばさんにシャクナゲ目当て?と聞かれて、百名山を訪ねて周回しますと答えると。

ここまでどれくらいで登ったと問われる。ちょうど2時間と答えたら、じゃあ大丈夫と太鼓判を押してくださり、先の不安が解消した。(万一の時は甲武信小屋泊のエスケープを考えていた。)注意深く着実に歩けば周回出来ると確信が持てた。

ツバメオモトや珍しいラン科の花も見られる小屋はシャクナゲでおおわれている。小じんまりとよく整備され、また来てみたいと思わせられた。シャクナゲ色と小屋番さんの似顔絵のバンダナを記念に小屋を後にした。

説明を追加



根っこの道

シャクナゲトンネル

我々が本日最初の登山者の様だった。これから1時間が今日の核心部、大山への登りだ。木の根や岩場、上部は鎖場が続く厳しい登山道だが、シャクナゲが癒してくれた。登山道はシラビソやコメツガなどの針葉樹林の下に咲くシャクナゲで覆いつくされていた。


シャクナゲの苗床

鎖場

両神山

毛木平とレタス畑

大山山頂



北アルプス

八ヶ岳

8時15分、最初のピーク大山2,225mに登頂。眺望が360度広がる。素晴らしいピークだ。手前の厳しい鎖場がより感動を増幅してくれる。ひと月前に登った両神山の稜線が見えている。

ここから甲武信ヶ岳までは稜線歩き、途中で3つのピークを超える。ざっと3時間半の行程。最初のピークは2,226m、大山とほぼ同じ標高の無名ピーク、次に山頂入山禁止の武信白岩山2,280mを巻く。尻岩を経て三宝山2,483mを過ぎれば甲武信ヶ岳に到着だ。12時ごろに着けそうだ。
これから登る三宝山

武信白岩山指導標

尻岩

甲武信ヶ岳は金峰山と共に奥秩父を代表する人気の山、2500mに近い高峰だ。富士の展望に定評があるらしいが今日はどうでしょう?三角点は無く、手前の三宝山に1等三角点が埋標されている。因みに三宝山2,483mは甲武信より高く、埼玉県の最高峰だ。

8時を回り、だんだん下って来る登山者と出会うようになる。10人くらいのパーティーもいらっしゃって、すれ違いでしばらく立ち止まることもある。追い越していく登山者もいらして、道迷いの心配はない。

尻岩で休憩を入れる。1010分。同じ大岩の割れ目でも、瑞牆山では桃太郎岩、ここでは尻岩か(+_+)・・・実際現地を見て納得した。確かにお尻のようだ。
土へ還る大木

三宝山1等三角点

バイカオウレン

三宝山付近の道

三宝山へ最後の登りは300m、疲れた足に鞭を入れる。1110分埼玉県最高峰三宝山へ登頂だ。樹木に囲まれた山頂の眺望は無い。登頂記念ショットとα米を仕込んで次を目指します。

甲武信ヶ岳から逆回りの登山者が多く。縦走中は、十文字峠へのルートとシャクナゲの開花状況について幾度も聞かれた。皆さん難所のことを心配しておられるようなので、注意して下れば問題ないですと答える。シャクナゲは十文字小屋から上が見ごろですとお知らせした。
 
山頂まで樹林の道

管理人



12時、約7時間の登りで甲武信ヶ岳登頂です。ヤッター\(^o^)/・・・なのですが、ガスに覆われ眺望は利きません。人もたくさんいて狭い山頂はごった返いています。

記念撮影と食事だけして早々に下りに掛かります。ザレ場の下りを過ぎて樹林帯に降りたところで、全く偶然にひと月前ご一緒したご夫婦に出会った。

前からご夫婦が登ってこられているなと思って、すれ違いにお顔を拝見して、エッ!!どこかで? 
(@_@)!!・・ ナ・ナなんと1月前、雲取山荘で同室になったYご夫婦ではありませんか。

握手を交わしお互いの健闘を称え、偶然の再会を喜び、一時談笑する。そして互いに記念撮影し、再会を期待してお別れした。

この御縁、後の人生にどう係ってくるのでしょう ? ワクワク!(^^)!
それにしても偶然とは不思議ですね(^^)・・ Yご夫婦の御健闘、心からお祈りしてます。
水源への分岐 


水源付近の道

さて、我々は尾根を下りに向かいます。ちょうど縦走路と水源へ下る分岐で向こうに鹿さんが現れました。シャッターチャンスです。雲取山でも鹿が歓迎に現れたのです。お山の神さんの成せる業なのでしょうか(@_@)? 2度も再会の偶然が重なりました。

水源地へ降り、先の目途が付いたところで一休み。13時過ぎです。後は源流に沿って下るだけなのですが、ここからの下りが長かった。
最初の渡渉

源流の流れ

川になってきた

バナコマノツメ

バイケイソウ

渡渉する橋も幅が出てきた

2度ほど渡渉を繰り返し滑滝まで1時間、途中の樹林と渓流の景色を楽しんだ。滑滝は源流ルートの中間地点で休憩スポット。この時も団体さんが登ってこられた。すでに2時過ぎ、甲武信小屋泊まりの方達だろう。下っていると甲武信小屋へボッカする徳さん?とすれ違った。
新緑の道

滑滝

団体さんが登っている

シロバナヘビイチゴ

サラサドウダン

慰霊碑

神社と水源へ4㎞の指導標

滑滝から1時間景色や植生を楽しみながら流れを下ると、昭和の始めに起きた山津波事故の慰霊碑があらわれる。さらに20分で大山祇神社に着く。源流へ4㎞の指導票がある。
 
毛木平駐車地へ無事下山
社から15分ほどで朝方分かれた十文字峠の分岐に帰り、16:00毛木平の駐車場へ無事到着した。3時間半の下りでした。行動時間10時間半、完全燃焼の登山でした。(`ー´)⤴・・・


ベニバナイチヤクソウ

駐車場近くのベニバナイチヤクソウ群落を撮影し、川上村を下り昨日のスーパーで買出し。廻り目平のキャンプ地へ帰った。
明日は金峰山にアタックだ。

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最後までお付き合いくださりありがとうさんでした

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